TOP過払い返還業者別対応三菱UFJニコス
ニコスは、正式名称を三菱UFJニコス株式会社といいます。以前の社名は、信販最大手の日本信販です。株式会社UFJカード、株式会社DCカードを吸収合併しています。キャッシングの取り扱いも多く、よく過払いが発生している会社です。三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFG)の傘下にありますので、経営は比較的安定していると思われます。
発行カードには、「マイベスト」や「三菱東京UFJ-VISA」があります。
ニコスに対する過払い請求の特徴としては、オリコやレイクと同様に、一部取引履歴の開示されない場合があるという点です。平成5~7年以前の取引については、履歴が出てきません。
→ニコスHP-お客さまとの取引履歴データが新たに判明(H19.11.30)
このような場合には、不開示部分の取引内容を推測して計算するという方法があります。また、もうひとつの方法として、開示のあった部分の冒頭の部分で、貸付金額を無視して、ゼロとして計算する方法もあります。残高無視計算とか、冒頭ゼロ計算とか呼ばれる方法です。このどちらかの方法を選択して請求していくことになります。
このような方法で過払い金を計算して、任意に支払いがない場合には訴訟を提起して請求をするのですが、これに対するニコスの対応の特徴は、他の会社とくらべて、弁護士をつける割合が多いということです。普通は、簡易裁判所であれば弁護士は付けず、支配人等が訴訟の対応をすることが多いのですが、ニコスは、結構な確率で弁護士を付けてきます。東京からわざわざ大阪まで来て、訴訟をしていることもあります。
いわゆるブラックリストの関係では、ショッピングとキャッシングの両方がある場合に、キャッシングが完済でも、ショッピングの残高が残っていると、事故情報となってしまう可能性があるということに注意が必要です(両方完済にすれば、過払い請求は信用情報に影響ありません)。
また、三菱東京UFJ銀行でカードローン「バンクイック」の契約をされている場合には、同じ三菱東京UFJ銀行系列のアコムが保証会社となっているのですが、バンクイックではなく、「三菱東京UFJ-VISA」というカードローンについては、ニコスが保証会社となっています。
そして、「三菱東京UFJ-VISA」というカードローンを利用されている方が、過去に取引をしていた日本信販の取引についてニコスに過払い請求をすると、三菱東京UFJ銀行のカードローンが代位弁済となる可能性があります。
過去の日本信販の取引について過払い請求をすることで、ニコスが保証している銀行のカードローンが代位弁済になるのは不自然な感じがしますが、過去にの当事務所の事例で、イオン銀行の保証会社となっているイオンクレジットサービスに過払い請求をしたところ、イオン銀行のカードローンに代位弁済が発生した実例があります。したがって、ニコスの場合にも、同様の事態が発生しないとは言い切れません。
信用情報に絶対に影響を与えたくないという方で、三菱東京UFJ銀行のカードローンがある場合には、カードローンを完済した後にニコスに過払い請求をする方が安全だと思います(代位弁済は、信用事故の扱いを受けます)。
過払い金の支払い時期は、和解成立から3ヶ月程度が多くなっています。
ご相談は、兵庫県川西市の事務所にお越しいただくか、出張訪問相談(無料)を御利用いただき、直接お会いして行う必要があります。
訪問場所は、事務所の最寄り駅であるJR川西池田駅から電車で約1時間以内で行くことができる駅の周辺とさせて頂いています。具体的には、下記の路線図の周辺となります。これより遠方の場合はご相談ください。
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